健康経営推進部会の第25回会合が7月6日(火)にWEB開催された。(15:00~17:00)今回は、本年4月に新設された「兵庫県公立大学法人芸術文化観光専門職大学」専任准教授で、JTBから移られた高橋伸佳先生を迎え、「ヘルスツーリズムとワーケーション」のテーマでお話いただき、質疑を行った。
高橋先生は、いま経済産業省が推進しているヘルスツーリズム」を長く提唱され、2005年にヘルスツーリズム研究所設立、2006年にはNPO法人日本ヘルスツーリズム振興機構、2010年にはジャパン・メディカル&ヘルスツーリズムセンターを立ち上げられた。高齢化と人口減少というわが国の課題に対し、ヘルスツーリズムという交流と健康を掛け合わせたサービスによって対応するという新しい視点を提出されている。
健康寿命延伸産業は2025年に33兆円規模の新たな市場を創出するとされており、経済産業省はその約10%にあたる3兆円超のシェアをヘルスツーリズムが占めると予測している。ツーリズムの中に如何に健康価値や健康機能を盛り込み、ヘルスケアビジネスを創出していくかを巡って重要な提案が行われ、専門家を含めた参加者との間で質疑が交わされた。