冒頭で、事務局からJAHIの近況に関して、ニュースリリース№69に基づき、①「野菜・果物の店頭POP表示」プロジェクトが昨年11月末に最終報告書を提出し、結果をJAHIホームページに公表した上で、スーパーマーケットの全国団体を順次訪問して協力依頼を行っている件、②「健康まちづくり部会」の代表が、活動の拠点と考えている中野区の酒井区長を表敬訪問した件、③従来のAED部会が「ファーストエイド推進部会」として新たな組織体制で活動を続ける件、等の報告を行った。
続いて、部会メンバー各位から近況報告があり、総じてコロナの影響が続き、業況に影響を与えている件とロシアのウクライナ侵攻に対する意見の表明が多かった。小田副座長からは年末・年始に掛けての手術・入院の医療関係者ならではの報告があった。また、堀座長からは、日進月歩の進歩を遂げる「ウエアラブル端末」の活用によるヘルスケアの新たな仕組み作りを始めるべきとのご提案があった。
続いて堀座長から「セルフケアの推進」というタイトルで、現下の新型コロナウイルス感染症の状況を「これまでのスパイクタンパク質の変異を総取りするオミクロン株の猛威と、にも拘らず先進各国の中でとび抜けて死亡者数の少ない日本の状況に大きく寄与しているのは日本国民の「手洗い、マスク生活、体温測定、感染者に近づかない、病気にならないようにしようとの行動変容」のお蔭であり、「予防」が死亡者減少に大きく寄与したとの見解が述べられた。「ただ、真面目な石鹸手洗いにより幼児、低学年の児童等の手荒れ等の現象が起きていることに留意する必要がある。ハンドクリーム等による適切なケアが伴うべきだ」との意見も述べられた。「地域医療を支える専門家として、正しい情報提供と、人として生活者に寄り添っていくことができるシステムの構築が求められる」との提案もなされた。