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  • 2022年4月18日 健康まちづくり部会 第5回部会開催報告(WEB併催)

2022年4月18日 健康まちづくり部会 第5回部会開催報告(WEB併催)

2022.06.21

2022年4月18日 健康まちづくり部会 第5回部会開催報告(WEB併催)

本日開催の第5回部会は、先般1月に中野区役所に酒井区長を表敬訪問させて頂いた際に陪席された中野区地域支えあい推進部・地域包括ケア推進担当部長の藤井多希子氏をお招きし、「地域包括ケア構築のためのまちづくりに向けて」とのタイトルにより、中野区が実施した「暮らしの状況と意識に関する調査」の詳細な分析から、あるべき中野区の地域包括ケアに向けての課題を提示して頂いた。

「第1部データからみる中野」では、40年前対比で単独世帯が大きく増加し、一方、夫婦と子からなる世帯が大きく減少したこと、長期の居住者は大きく減少し、5年以下の居住者が大きく増加したこと、今後はどう「看取り」を行うかといった深刻な課題が浮上してくること等が提起された。「第2部中野区の地域包括ケアシステム」では、以上のような人口構造の中、特に中野区は「地域包括ケア」がなければ持続できない、との主旨が8つの柱を軸に述べられた。「第3部暮らしの状況と意識に関する調査から見えてきたもの」では、中野区民の意識意向アンケート結果から、「SOSさえ発信できない区民が一定数おり、特に一人暮らし、シングルペアレント、両親と暮らす子どものリスクが高いことを探り出した。また高リスクの人々の3割には区の情報が届いていないこと、また医療機関や薬局などの地域の施設を利用している割合が低いことも指摘している。

最後に、藤井部長が今、一番の課題だと考えることは、「SOSを発信できない人を、どのように必要な支援に結び付けるか」である、とまとめられた。

 

 

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