コロナ禍における感染対策に関連して、マスク着用による健康影響が議論される機会が増えていますが、国内外でその関連の研究論文はほとんどないのが現状です。
このため「在宅感染症予防部会」では緊急調査を企画し、8月の倫理委員会を経て、9月18日(金)に被験者12人でプレテストを行いました。その結果、プレテストの段階で「マスクを着用することで口腔内細菌数と一部の種類の口臭が増加することが確認」されました。今後、10月23日(金)にマスク着用時におけるマスク内環境反応の予防が期待できる市販品(複数同時使用)の効果検討を目的とする第2試験を行い、オーラルケア製品、スキンケア製品による予防効果を検討する予定です。また、今回の被験者はボランティアの成人男性のみでしたが、今後、nの数を増やし、女性を含めた第2次試験を実施する計画です。早急な実験結果の公表が待たれます。