プレスリリース

2020年10月13日 JAHIニュースリリース第54号

2020.11.20

1.内閣官房に申請していたサンドボックス制度による実証実験が認定されました

 「野菜で健康推進部会」が中心となり、1年半掛りで準備を進めてきた野菜・果物等の機能性表示に関する実証実験の実施が認定され、10月5日、内閣官房および主務官庁である消費者庁・農林水産省のホームページから公表されました。今後、2021年8月末までの期間をかけ、スーパーマーケットのみならずドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントストア、直販所等で実証実験を行い、小売店頭における表示の規制改革に取り組むとともに、消費者の商品選択に資する情報提供のあり方に取り組んでまいります。

一方、JAHIでは「モバイルファーマシー」の平常時運用に関してもサンドボックス制度の認定を準備しており、岐阜薬科大学をはじめ、各方面からのバックアップを受けながら精力的に取り組んでおります。(サンドボックス制度については下記URLをご参照ください)
https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/20201005shiryo2.pdf

2.「コロナ禍におけるマスク着用時のマスク内衛生環境変化に関する探索的研究」をスタート

コロナ禍における感染対策に関連して、マスク着用による健康影響が議論される機会が増えていますが、国内外でその関連の研究論文はほとんどないのが現状です。このため「在宅感染症予防部会」では緊急調査を企画し、8月の倫理委員会を経て、9月18日(金)に被験者12人でプレテストを行いました。その結果、プレテストの段階で「マスクを着用することで口腔内細菌数と一部の種類の口臭が増加することが確認」されました。今後、10月23日(金)にマスク着用時におけるマスク内環境反応の予防が期待できる市販品(複数同時使用)の効果検討を目的とする第2試験を行い、オーラルケア製品、スキンケア製品による予防効果を検討する予定です。また、今回の被験者はボランティアの成人男性のみでしたが、今後、nの数を増やし、女性を含めた第2次試験を実施する計画です。

3.「感染対策オンラインセミナー」、「コロナ禍における生活習慣を考える」セミナー等を計画

同様に、JAHIでは在宅感染症予防部会の主要メンバーとともに、サラヤ㈱様等との共催オンラインセミナーを9月下旬に配信しました。第1部は東邦大学医学部の舘田一博教授による「新型コロナウイルスの最新情報と感染対策」、第2部は舘田教授とJAHI小原道子理事による対談で構成され、9月25日の9:00~27日の9:00の48時間限定配信で実施されました。国民への啓発セミナーとして大変充実した内容となりました。受講者は約1200名となりました。一方、10月28日(水)の16:00~17:30には、JAHIの「生き活きライフ部会(フレイル対策部会)」、「在宅感染症予防部会」、「ドラッグストア在宅介護部会」の3部会が合同で、コロナに負けずに健康寿命を伸長させるための対策を、大妻女子大学家政学科の川口美喜子教授による基調講演と、川口教授をはじめJAHI今西会長、3部会の部会長・副部会長等によるトークセッションでお届けします。(参加無料・事前申込制)

4.その他

  • (1)公益認定取得段階で行う記念事業の準備を行っています。(附属ヘルスケア研究所の組織構成、新ホームページの整備等)
  • (2)健康経営推進部会によるWEBセミナー企画、ヘルスケア市場開拓の実践的な処方箋『ヘルスケア・イノベーション』
      (今西会長推薦)の刊行
  • (3)昭和女子大学への寄附講座「ビジネス開発研究B」のスタート(10月1日の第1講~新年1月28日の第15講まで15回開催)
  • (4)今西会長対談シリーズは9月9日にフランスベッドの池田茂会長兼社長、10月6日にブレインスリープの道端幸助社長。
      (『月刊H&Bリテイル10月号、11月号』掲載)

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