プレスリリース

2020年11月10日 JAHIニュースリリース第55号

2020.11.20

1.内閣官房に申請したサンドボックス制度による実証実験が動きだしました

「野菜で健康推進部会」が中心となり、1年半掛りで準備を進めてきた野菜・果物等の機能性表示に関する実証実験は、POP表示マニュアル案(本体:運用マニュアル、別紙①具体的表示例、別紙②エビデンス資料)の検討を中心に、農林水産省(10月29日)、消費者庁(11月10日)との協議をスタート。同時に、協力業界団体((一社)全国スーパーマーケット協会様他)折衝、申請者JAHI内に設置する学識経験者等からなる第三者委員会(阿南久・元消費者庁長官、梅垣敬三・昭和女子大学教授、森下竜一・大阪大学大学院教授、(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会<折衝中>で構成)の立ち上げ、実験実施マニュアルの作成、対象店舗の公募手続き、応募店舗に対する勉強会の開催等の準備作業を行っています。
今後、2021年8月末までの期間をかけ、スーパーマーケットのみならずドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントストア、直販所等で実証実験を行い、小売店頭における表示の規制改革に取り組むとともに、消費者の商品選択に資する情報提供のあり方に取り組みます。
一方、JAHIでは「モバイルファーマシー」の平常時運用その他、他の部会から提起される規制改革問題に関してもサンドボックス制度での解決に取り組んでおります。(サンドボックス制度については下記URLをご参照ください)
https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/20201005shiryo2.pdf

2.「コロナ禍におけるマスク着用時のマスク内衛生環境変化に関する探索的研究」第2試験

JAHI在宅感染症予防部会ではコロナ禍における感染対策に関連して、マスク着用による健康影響に関する緊急調査を企画し、9月18日に被験者12人のプレテストを実施しましたが、10月23日には同じ被験者に対して、マスク着用時におけるマスク内環境反応の予防が期待できる市販品(複数同時使用)の効果検討を目的とする第2試験を行って、オーラルケア製品、スキンケア製品による予防効果を測定し、現在、結果を分析中です。
今後、nの数を増やし、女性を含めた第2次試験を実施する計画です。

3.「コロナ禍における生活習慣を考える」セミナー等を開催

JAHIでは現在、引き続き公益認定を待っていますが、公益財団化記念連続WEBセミナーの一環として、10月28日(水)の16:00~17:30には、「生き活きライフ部会(フレイル対策部会)」、「在宅感染症予防部会」、「ドラッグストア在宅介護部会」の3部会が合同で、コロナに負けずに健康寿命を伸長させるための対策を、大妻女子大学家政学科の川口美喜子教授による基調講演と、川口教授をはじめJAHI今西会長、3部会の部会長・副部会長等によるトークセッションで開催し、290名のご聴講を得ました。
開催後、多くのリクエストをいただいたため、幹事社・三生医薬㈱様に下記URLでアーカイブしていただきました。
■視聴URL https://youtu.be/W7YN6kB94hg

4.その他

  • (1)昭和女子大学への寄附講座「ビジネス開発研究B」は、第6講健康コンセルジュ(ウエルシア薬局・本橋勝講師)、第7講トクホ・機能性表示食品(日本リテイル研究所・横田敏講師)第7講データベースマーケティング(サンキュードラッグ平野健一講師)と順調に進捗しています。
  • (2)今西会長対談シリーズは11月12日に㈱日立製作所・丹藤匠博士、12月は9日に次々回対談が行われます。(『月刊H&Bリテイル12月号、新年1月号』掲載)
  • (3)(公財)日本AED財団・AEDマップの登録募集にご協力しています。

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